フィリピン人27人を救出、中国人3人、マレーシア人1人が人身売買で逮捕

コ・コン州で働くためにウドン・ミエンチェイ州のタイ国境検問所から移送されていた27人のフィリピン人が、人身売買対策局によって救出された。

反人身売買・青少年保護局部隊は反ギャンブル局と協力し、ウドン・ミエンチェイ州のオスマック国境で人身売買の被害者27名がパスポート没収と強制労働詐欺の被害に遭ったと発表した。

*同オスマク国境検問所は、4月に摘発された日本人のオンライン詐欺集団の拠点が摘発されたタイ国境に接するカジノ地区に隣接する。

2023年9月28日、専門部隊は、仮想通貨詐欺に関連したとされるこの作戦の首謀者として、中国人3名マレーシア人1名の容疑者を発見し逮捕した。

人心売買で取り調べ中 人身売買対策局

反人身取引・未成年者保護省は社会当局と連携し、被害者27人を受け入れ、社会サービス、法的サービス、その他必要な手続きを提供している。容疑者3人の外国人らは反ギャンブル局によって起訴された

問題なのは受け入れ先のコ・コン州の企業であるが、それについての情報は伝えられていない。コ・コン州といえば、カンボジアの有力者と中国マフィアの人物(カンボジア国籍取得)が癒着する悪名高い強制隔離・労働・拷問で知られる(各国TVで放映)企業があることで知られる。現在まで中国人マフィアの経営する企業以外、人心売買で摘発された企業名が明らかになったり、罰せられた例は、カンボジアにはない。

掲載写真:人身売買対策局の提供

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