フィリピン 空港でカンボジア行きの人身売買被害者2人を救出

フィリピン移民局(BI)は10月5日(木)、ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)で不法募集のために騙されてカンボジアへ渡航しようとした被害者2人を救出したと発表した。

「空港でのBI職員の警戒がなければ、彼らは今頃カンボジアにいて、彼らより先にカンボジアに行った多くの同胞が経験したように、彼らに危害を加え虐待する可能性のある雇用主のもとで働いていただろう」とBI長官ノーマン・タンシンコ氏は声明で語った。

タンシンコ氏は、フィリピン人2人が9月27日に情報を得たという。BIの移民保護・国境執行部門は、2人はフィリピンで雇用されていると主張したが、疑わしい書類を提出したと報告した。同局はまた、被害者らがタイ行きの観光客を装っていたことも指摘したが、旅程の詳細は明らかにできなかった。

BIによれば、2人は最終的に、実際にはカンボジアで「エンコーダー」として働くつもりであり、月給4万ペソを約束されたと告白したという。

今年初めにも、カンボジアで仮想通貨詐欺師に精神的・身体的虐待を受けたフィリピンの人々が救出されている

掲載写真:ニノイ・アキノ国際空港 フィリピンのメディア

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