カンボジアの行楽地で女子トイレに隠しカメラを設置した盗撮犯が、携帯電話から証拠を削除しようとして現行犯逮捕された。事件はキリロム行楽地内で起きたという。
日本でもよくある盗撮であるが、スマートフォンがこれだけ普及してくると、今後も起こり得る犯罪である。盗撮よりも覗き見になる歴史は古い、その特別な名は、英語圏では「Peeping Tom」の名は覗き見犯の呼び名で、日本では明治期から「出歯亀(でばがめ)、つまり出っ歯の亀さん」の名で知られている。
カンボジアでもこのような名があるのかは知らない。現在は覗き見が盗撮を伴い、悪質性が高くなんている。
ソーシャルメディアユーザーの「ボン・スメイ」さんは盗撮事件の映像を共有し、盗撮犯の男は11月11日午後11時頃にキリロム・リゾートで妹によって発見されたと述べている。
*カンボジアではかなり広義に安易にリゾートという英語が使われているが、その意味でいえば、日本人の言う「行楽地」程度である。
同姉の話によれば、キリロム行楽地のトイレで、妹が自分のトイレ小屋の上に隠しカメラが設置されているのを見たが、それを見つけた後、突然カメラが取り外されたという。同妹は家族に知らせ、家族は隣の個室に隠れていた若い男性と対峙し、男は対峙しながら携帯電話から証拠を削除し始めた。
被害者の兄弟は、すぐに証拠となる盗撮の映像を共有したと述べた。
通報によって男は警察に逮捕されたようである。
掲載写真:現行犯逮捕の出歯亀・盗撮犯 Khmer Tieme