パタヤ殺人(同胞殺害)事件 韓国人容疑者を本国に引き渡し

韓国メディアは、タイのパタヤで韓国人観光客を殺害した疑いのある3人の容疑者のうち1人が、逮捕されてから2カ月近く経ってカンボジアから韓国に引き渡されたと報じた。

コリア・タイムズ紙は、容疑者は逮捕から58日後の水曜日早朝、仁川国際空港にプノンペン経由で帰国したと報じている。

この容疑者(27歳の男)は、5月初旬に他の韓国人2人と共謀して30代の韓国人旅行者を殺害し、その遺体をパタヤに遺棄した罪で起訴されている。

容疑者は犯行後カンボジアへ逃亡し、5日後にカンボジア駐在の韓国警察と地元警察の協力を得てプノンペンで逮捕された。

警察は逮捕以来、タイとカンボジアの当局と協力し、容疑者の速やかな引き渡し(国外追放)を求めており、先月は事件を担当する捜査チームをタイに派遣して地元警察との合同会議を開いた。彼らはまた、カンボジアの内務省や警察当局とも交渉を行った。

その結果、カンボジア当局は、より複雑で時間がかかる傾向にある引き渡し手続きを進めるという当初の計画を維持するのではなく、容疑者を国外追放するという決定を下したという。

一方、5月にソウルから217キロ南にある町で逮捕されたこの事件の共犯者の裁判が現在、進行中である。

世界の犯罪者の逃げ込み場所としてこの度もカンボジアが選ばれてしまった。

掲載写真:ソウルに到着するや逮捕された殺人容疑者 コリア・タイムズ紙、Khmer Timesが転載

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