環境省は、トンレサップ湖を利用する地域に、世界で最も生産性の高い淡水漁業の湖の生態系を壊すプラスチック廃棄物やその汚染を減らすための1週間にわたる「浄化キャンペーン」に参加するよう呼びかけた。
環境省の報道官:NethPheaktraは、11月22日、「シェムリアップの良好な衛生、環境、良好な地域の健康」をテーマに、全国衛生デーとトンレサップフェスティバル2020の開催を発表しました。同キャンペーンは11月28日まで続きます。
同氏は「シェムリアップ、コンポントム、コンポンチュナン、プルサット、バッタンバンの各州のトンレサップに住むコミュニティメンバーに、湖にゴミを投げるのをやめ、汚染、特にプラスチック廃棄物を減らすように促している」と語たり、「特に有機分解するのに数百年かかる可能性のある廃棄されたビニール袋等が環境を汚染し、社会、健康、環境に害を及ぼしている」ことを強調した。
遅かりし、でもしないよりはずっといい
トンレサップ湖を訪れた者なら誰も目にすることだが、船着場に付近の洪水林は乾季になれば薄汚れた白い花の群落ような姿に気づく、雨季中に枝にまとわりついた無数のビニール袋、船着場付近は油にまみれたどぶ池のような姿である。20年前に始まっていたなら、と昔のトンレサプ湖を知っているものなら、誰しもが思うだろう。
*掲載写真:トンレサップ湖浄化キャンペーン 画像:Phnom Penh Postより