タケオ州 3歳男児が鳥インフルエンザに感染

カンボジア保健省は7月6日(土)の声明で、カンボジア南部タケオ州の3歳の男児がH5N1型ヒト鳥インフルエンザに感染していることが確認され、今年の感染者数はこれまでに6人目となったと発表した。

同省は、「カンボジア国立公衆衛生研究所とパスツール研究所の検査結果によると、金曜日に少年はH5N1ウイルス陽性だったことがわかった」と発表した。同省によると、タケオ州キリヴォン区のポウ村に住む患者で発熱、咳、倦怠感、呼吸困難などの症状があり、医師団による集中治療を受けて現在は回復中だという。

同省は「問い合わせによると、少年が発病する約10日前に村の鶏やアヒルが死んでおり、少年は死んだ鶏に触れたり抱いたりしていた」と述べている。また、患者の家族も死んだ家禽を調理して食べていたと付け加えた。

保健当局は感染源を調査しており、地域社会での感染拡大を防ぐため現在、感染の疑いのある人や被害者と接触した人を検査しているという。

同省は、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐ抗ウイルス薬タミフル(オセルタミビル)も患者と直接接触した人々に配布されたと述べた。

既に今年、6件の鳥インフレに感染、5人の子どもへの感染で1人が死亡

今年発生した H5N1 型鳥インフルエンザのヒト感染例 6 件のうち 5 件は子供で、うち 1 件は死亡、もう 1 件は成人であった。報告によると、患者全員は発病前に、最近、病気の家禽類または死んだ家禽類に接触したことがある。

掲載写真:保健省の提供

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