タケオの工場 5人の同僚が感染した噂で、労働者79人がパニックで失神

タケオ州トラムカク地区のハッターハンドバッグ工場の79人の労働者は、5人の同僚がCovid-19に陽性であると知ってパニックになり、多数が失神し2つの保健センターから救急車が駆けつけた。

タケオ州警察署長「チャン・ファンナラ少佐は8日、調べによると、同僚の5人がCovid-19に陽性であると知った後、多くの労働者が気を失ったことが明らかになったと述べた。

「労働者たちは、感染話を聞いたとき、彼らはパニックになり、めまいを感じ、気を失いました」という。しかし、「センターでの治療後に回復し、66人が帰宅し、他の人はまだ観察と治療を受けている」と同署長は述べた。なお、「労働者は土曜日に3回目のブースターショットを打った」と同署長は付け加えている。

工場での失神事件はカンボジアではよくあることで、要は劣悪な労働環境や条件がその原因である。暑さに工場内の体感温度は上がり、また密閉状態の工場での労働、それに3回目のワクチン追加接種の体調不良や不安感が加わり、一気にパニックとなり、気が動転して大量の失神者をだしたのであろう。劣悪な環境と労働条件の改善以外に解決はない。当局の立ち入り検査と指導で解決できることである。カンボジアは安価な労働力が手に入るという日本も含む投資ブロカーたちはこうした安価の原因はひた隠しにした詐欺師に近い。この種の工場での失神事件はここ10年、毎年起こっている。同胞の命と安全を守る労働省に最終責任がある。

掲載写真:失神した労働者たち 画像;Khmer Times

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