
カンボジア軍当局は、タイ軍が使用した犬がプレアビヒア州のカンボジア前線兵士を襲撃し、少なくとも兵士1人が負傷し、狂犬病に感染した可能性があるとの懸念が高まっていると報告した。
同州保健当局は18日(木)、国境付近でタイ側の犬に噛まれて負傷したカンボジア兵士が、さらなる治療と経過観察のためカンボジアパスツール研究所に移送されたと発表した。
プレアビヒア州保健局長のクオン・ロー氏は、兵士は当初プレアビヒア州立病院で救急医療を受け、その後、狂犬病感染の可能性に関する専門的なフォローアップ治療のためプノンペンのパスツール研究所に紹介されたと述べた。

伝えられるところによると、カンボジア軍兵士らは襲撃中に犬の1匹を射殺し、残りの犬はタイ領内に逃げ帰ったという。
*常識的に考えて、狂犬病の犬がタイ軍が飼っているとは考えにくい。タイ軍が狂犬病を飼うというのは危険が大きすぎる。また、野犬のなら、あり得る。群れを組んでいるがここ20年、カンボジア国内で今日病のニュースは出て記憶はない。ましてタイではさらにあり得ない。10年以上前ににプノンペン都内で、知人が犬に噛まれ、狂犬病かもと蒼ざめて病院へ行った。すると医者からはプノンペンでは狂犬病は絶滅しており、発症例はないと説明され、それでもワクチンを打った。もちろん何事も起きない。よほどの田舎ではないと狂犬病は?ここ20年以上、カンボジア国内で寡聞にして狂犬病が報じられた記憶はない。
このニュース、情報戦の一種か?とさえ思える。また、タイ軍が放ったという証拠もないようだ。射殺された犬には首輪もない。
なお、12月8日以来の戦闘だが、カンボジア国防省は軍の死傷者について発表は、この犬に噛まれたという以外には一切ない。
なお、7月の武力衝突については下記の記述が参考になる。
下記をご参照ください。
*Wikipedia:「タイとカンボジアの国境紛争」
12月の国境武力衝突も双方の情報の検証によって、いずれ明らかになるだろう。
掲載写真:国防省 Khmer Times掲載
