
タイ軍が8日早朝、カンボジア軍陣地に発砲したことを受け、教育・青年・スポーツ省はオダーミエンチェイ州のカンボジア・タイ国境沿いの地域での授業を一時中止すると発表した。
この決定は、国境地域での敵対行為が激化する中、学生と学校職員を保護する必要があるとして、同省の公式フェイスブックページを通じて発表された。
同省によると、子どもたちは月曜日の早朝、タイ軍がカンボジア領内の複数の場所に激しい砲撃を加えているのを聞き、教室から避難を余儀なくされた。
国務省報道官兼国務次官:マリー・ソチェアタ中将によると、タイ側は今朝午前5時4分頃からプレアビヒア州アンセス地区で再び発砲を開始した。その後、装甲車両を用いてタモン・トム寺院付近、プレアヴィヒア寺院周辺、5マカラ地区、チャムカー・チェク地区でも追加砲弾が発射された。
報道官は、今回の攻撃は、緊張を高める意図で実行された日曜午後のプロリアン・トモールでの事件を含む、ここ数日のタイ軍による一連の挑発行為に続くものだと述べた。
カンボジア外務省は、カンボジアが既存のすべての合意を遵守し、国際法に則り平和的手段で紛争を解決するというコミットメントに基づき、カンボジア軍は反撃しなかったことを改めて表明した。
カンボジア当局は引き続き、極めて慎重に状況を監視・評価している。
掲載写真:教育・青年・スポーツ省

