
タイ王国陸軍(RTA)は、カンボジア国境付近でタイ兵士を負傷させた地雷は新たに埋設されたものだと主張し、マレーシア外務大臣の発言を引用した以前の報道をメディアの「誤り」によるものだと一蹴した。
11月14日(金)の記者会見で、RTAの報道官ウィンタイ・スワリー少将は、不正確な情報はマレーシアの国営通信社ベルナマが発信したもので、ベルナマの当初の報道によりタイとカンボジアのメディアが地雷が古いと示唆する誤った情報を掲載したと述べた。
同氏は、ベルナマ通信社はその後報道を訂正したと述べた。
「これはニュース報道の誤りでした」とウィンタイ少将は述べ、事実関係の調査結果から、流布された情報は公式発表と一致していないことが判明したと説明した。「タイとカンボジア両国のメディアで誤った情報が伝えられましたが、現在は明確にされています。」
同氏はさらに、「ASEAN監視団(AOT)の公式報告書を調べたところ、地雷は明らかに新たに敷設されたものであり、以前の外国報道の主張とは矛盾していることが確認された」と付け加えた。
ウィンタイ少将は、AOT報告書の確認は「事件が現場の事実ではなく、不正確な報道から生じたものであることを証明している」と述べた。
この説明は、11月10日の国境での爆発事件を受けてタイとカンボジア間の緊張が高まる中で行われたもので、タイ政府はこれを理由にクアラルンプール和平協定の一時停止を発表した。
掲載写真:Khmer Times(出所はタイ・メディアか)

