
タイのシハサック・プアンケッケオ外相は、タイ軍がカンボジア領土を占領しているというフン・マネ首相の主張を否定し、停戦は維持されていると強調するとともに、緊張緩和と対話を促した。
しかし、カンボジア政府はタイ政府による主権侵害を非難し、係争国境沿いで大規模な避難を引き起こしている。
同シハサック外相は、フランス24の看板番組「テタテテ」の最近のインタビューで、12月末に調印された停戦協定は依然として脆弱であると述べたが、タイはこれ以上の緊張激化を回避することに尽力していると主張した。
「停戦合意に達した。しかし、停戦は依然として脆弱な状況にあるのが現実です」、「今こそ、事態の沈静化に努め、信頼と自信を再構築することで、両国の関係を前進させなければなりません」と彼は述べた。
この発言は、フン・マネッ首相がロイター通信とフォックスニュースに最近行った発言に対する反応である。同外相は、フンマネ首相がタイ軍が以前はカンボジア領とされていた地域に輸送コンテナや有刺鉄線を設置し、タイはカンボジアが正当な境界線とみなす地域を超えた土地を占拠し続けていると主張している。
タイの外相シハサック氏は、停戦協定に基づき、国境画定に関するさらなる交渉が行われるまで両軍が現在の位置に留まることに両陣営が合意したと主張し、非難を否定した。
さらに「事実として、停戦の一環として、我々の部隊は現状維持で合意した」「我々が有刺鉄線やコンテナを設置した地域はタイ領土内であり、タイ軍がかなり長い間タイ領土に侵入してきた地域だ」とも述べている。
同外相はまた、タイが数十万人のカンボジア難民に国境を開いたカンボジア紛争時代にまで遡る歴史的複雑さを指摘し、タイ外相によると、平和が回復した後も一部の村民が元の居住地に戻らず、それが今日の土地をめぐる紛争の一因となっているという。
同氏は「我々は主権と領土保全を守るために必要なことをしなければならない」と述べ、特定の地域では「特定の侵害を回避するために」予防措置が必要になるかもしれないと付け加えた。
しかし、今後の措置はカンボジア側の姿勢次第だと示唆した。
「カンボジア側の姿勢に大きく左右される。彼らが本当にタイとの和平を模索したいのか、それとも依然として紛争の道を歩み続けたいのか、だ」と断言している。
シハサック氏はプノンペンが「紛争を国際化」し、関係を前進させるどころか後退させるリスクのある主張をしていると非難した。
こうしたカンボジア側から1月半ば以降からタイの主権侵害といった非難やカンボジアメディアの報道が盛んになっていることは、承知のようで、12月末の停戦後すぐに、フンセン上院議長がタイの政局に触れ、タイの総選挙後に当時のタイの暫定首相が勝利すれば、タイのの国境紛争が2月末に再燃するとの内政干渉ともとれる発言もあって、カンボジア側の主張を全く受け入れ気配はない。
情勢の真の落ち着きみて国境確定競技に入る予定であるようだ。したがって、タイとの陸路での貿易は完全に途絶え、日常的にはタイ製品の品薄がカンボジアでは常態化している。
なお、この記事の元になったKhmer Timesの記事は珍しくタイの政府の主張を淡々と報じている。
掲載写真:タイの外相 Khmer Times掲載

