タイの新型コロナ2波震源地、労働者5万人ごと工場7カ所封鎖へ

タイ保健省は2日、新型コロナウイルス感染症第2波の震源であるバンコク西郊のサムットサコン県について、県内の大規模工場7カ所を2月末まで「封鎖」する方針を明らかにした。

工場側が従業員の宿泊施設、移動手段を確保し、従業員が市中に出ないようにして操業を続ける、という。すでに工場4カ所が封鎖を開始し、残る3カ所が準備を進めている。この封鎖については、タイ軍、地元当局が支援する、という。これら7カ所で働く従業員は約5万人で、ほとんどがミャンマーからの出稼ぎ労働者である。

2020年12月、大規模クラスター感染が発生したマハーチャイ市場 - Googleマップより

タイでは12月にサムットサコンでミャンマー人労働者を中心とする大規模クラスターが発生し、12月18日から2月2日までに1万5511人の感染が確認された。このうち1万1969人がサムットサコン県に集中している。

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