タイで押収されたCOVIDテストキット カンボジア行きのトラック

27日、中国製の迅速抗原検査キットを積んだ3台のピックアップトラックが、タイのサケオ州東部の国境検問所を経由してカンボジアに向かっていたときにタイの警察によって捕らえられ、3台分のキットが押収された、タイ・メディアが伝えている。

タイの警察は、3台のトラックの運転手が、タイ食品医薬品局によって発行されたキットの出所を証明する文書またはキットの品質を証明する手紙を作成しなかったため、すべてのテストキットを押収した、と述べている。また、サケオ州のクローンハート警察署の警視官:Pol Col Niwatchai Sukthayarakは同日、キットの所有者であると主張したカンボジア人が警察にいくつかの文書を提出したと述べた。所有者を名乗る男性は、キットはバンコクのバンクンティアン地区にあるタイの会社によって中国の上海から輸入されたものであり、製品はすでに税関によって課税されていると主張している。

警察官は、文書が本物であることが判明した場合、問題の製品は返される、ただし、偽物であることが判明した場合は没収され、関係者は捜査すると述べている。

単なる手続き上の問題か、密輸目当ての違法品か、のどちらかであろう。

安物のコロナ検査キット自体の信頼度が低いので、安かろう悪かろうといった偽物が出回っているのは、ここはカンボジア、十分にあり得ることである。

掲載写真:荷台の検査で止められた車 画像:タイ・メディアより

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