
タイは、カンボジア国境沿いで地雷事故が発生しタイ兵士が重傷を負ったことを受けてカンボジアとの外交関係を正式に格下げし、大使を召還した。
これにより、東南アジアの隣国2国間の緊張が高まった。
この決定は、7月23日にウボンラチャタニ県ナムユエン郡チョンアンマ地域付近の係争地域でタイの巡視兵が地雷を踏んで片足を失った翌日に下された。
タイ当局は、この爆発はカンボジア軍の地雷除去の失敗が原因であるとしているが、古代寺院の遺跡や重複する国境主張をめぐる長年の領土紛争にさらなる激化を招いている。
23日(水)夜に行われた記者会見で、内務大臣も兼務するプムタム・ウェチャヤチャイ首相代行は、タイの断固たる外交的報復措置を発表した。
「政府は、駐カンボジアのタイ大使をタイに召還することで外交関係を格下げすることを決定しました」、「カンボジア大使にもタイを離れ、母国に帰国するよう要請しています。関係レベルについては、今後さらに検討される予定です」とプムタム首相代行は述べた。
掲載写真:プムタム・ウェチャヤチャイ首相代行 タイ国内メディア

