
タイのメディアによると、ラチャブリー県の運河に車両が転落し、カンボジア人9人が死亡したと報じている。
タイの新メディア:Khaosodの報道によると、3日(水)にタイのラチャブリー県ワット・ラツァマンチャン寺院裏の灌漑用水路に転落したトヨタ・フォーチュナー車内で9人が死亡しているのが発見されたという。
同事件は12月3日の午後に発生した。
パク・トー行政警察署の警察官は、フォーチュナーが運河に転落したとの報告を受け、現場を検査した。
車両と周辺を調べたところ、計9人の遺体が発見されたが、全員がカンボジア人労働者だった。
捜査によると、車両には男性14人、女性1人の計15人が乗車しており、パク・トメイ地区に向かって走行していた。当局は、車両が過積載状態だった可能性が高いと指摘し、タイヤがバーストした後に制御不能となり溝に転落したと思われると発表している。
初期調査で、犠牲者全員の右手首に青い麦縄が巻かれていたことが判明し、当局はそれが労働者を輸送するためのシンボルだったと疑っている。
報道によれば、事件後、タイ国籍の1人と事故を起こした車の運転手を含む6人が車から飛び降りたという。
逃走者のうち4人は別のピックアップトラックで救出されたが、他の2人は現場から逃走した。
全ての遺体は死因の特定と身元の確認のためバンコク法医学研究所に送られて検死解剖された。
当局は現場で証拠を収集しており、逃走したタイ人運転手を急いで追跡して裁判にかけようとしている。
この事故は、法律によれば、無謀運転による死亡と外国人労働者の不法密入国の罪でも起訴されるだろうという。
非合法の労働者の運搬での事故で、タイ人運転手ら6人は犯罪の発覚を恐れ、事故で被害にあったカンボジア人労働者を置き去りに逃亡したものと思われる。
掲載写真:タイ・メディア

