内務省は、カンボジアとタイの国境沿いの越境麻薬密売と製造を効果的かつ責任を持って取り締まるため、国境管理当局に厳しい規制を発令した。
サル・ソカ内務大臣は27日、バンテアイ・メアンチェイ州トマール・プオック郡とオクロフ郡の国境検問所を訪問し、州政府への厳格な指示を通じて効率性を高めることの重要性を強調した。
同大臣は、同省の管轄内での活動の強化と、国境でタイ当局と協力して麻薬密売を阻止するという2つの主要課題に重点を置く必要性を強調している。
ソカ大臣はバンテアイ・ミエンチェイ州行政統一司令部に対し、州警察署長と緊密に連携して厳格な措置を実施し、密輸や麻薬加工を助長する場所を取り締まるよう指示した。また、彼は州当局に対し、カラオケ店、ナイトクラブ、娯楽施設が麻薬取引に関与していないか捜査する捜査チームを結成するよう指示した。
ソカ大臣はさらに刑務所職員と矯正センター長に対し、麻薬の販売や使用に関与したり、被収容者が外部の違法活動に参加することを許可したりした場合は法的措置が取られるだろうと警告した。
ソカ大臣は、州政府と国境警察を含む5つの地区政府に対し、タイ当局との情報交換を強化するよう助言した。ソカ氏は、これには研究、捜査、経験の共有に関する協力が含まれると述べ、麻薬問題への取り組みが両国にとっての中心的な共通目標であることを強調した。
オウム・リアトリー州知事は27日、治安強化、特に州内5地区での違法薬物の取り締まりに関する取り組みの進捗状況を報告した。
2024年の初めまでに、州警察は3件の重大薬物犯罪を含む合計175件の薬物関連事件に対処し、州軍警察は38件の薬物事件を処理したという。
掲載写真：内務省の提供
