大河メコンには巨大魚が生息している。昨年も巨大なメコンナマズの発見が相次いだが、今度は巨大な淡水性のエイの発見である。
科学的にUrogymnuspolylepisとして知られている巨大な淡水エイは、ストゥントレイン Stoeng Treng 州メコン Mekong 川の漁師の網から発見、救出された。
この巨大なエイは、幅185cm、長さ200cm、重さ180㎏の大物で、同州のシェムブーク地区コープレア村の漁師に誤って引きあげられた。
巨大な魚が希少種であることを認識している漁師は、メコンプロジェクトの自然保護局に連絡を取り、タグを付け、測定し、野生に戻したという。カンボジア世界自然保護機構(WWF)によると、この巨大エイは世界最大の淡水魚の一つで、巨大な淡水魚の上位10種のうち4種が、メコン川で見られると述べている。カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムを流れるメコン川ては、これらの大きな魚は通常、産卵期に深海から上昇して同地域を移動するときに遭遇するという。これまでのところ、メコンでこれまでに捕獲された最大の魚は、2005年にタイ北部でボートに運ばれた293kgの標本であった。
掲載写真:ストゥントレイン州のメコン川で引き揚げられた巨大な淡水エイ 画像:Khmer Times