シハヌークビルのChina City 警察も絡む強制労働、性的搾取、国際詐欺疑惑
地元で悪名高い中国人マフィアの巣窟として知られているチャイナ・シティー(俗名)のビル

昨日(8月25日)、Khmer Timesのサイトに奇妙なニュースが掲載された。シハヌークビルの建物に住み騙されて雇われたというフィリピン女性からの訴えで監禁状態の女性がたくさんおり、そこは女性の性的搾取も行われているという記事であった。記事を読むに伝聞情報が多く、その内容も取材の裏付けがなくいたって曖昧模糊とした内容であったので、本サイトには掲載しなかった。だが、今日(26日)になってかなり具体化した疑惑の記事が出て、昨日の記事はいつの間にか削除されていた。記事から推測するに中国マフィアの性的搾取と監禁労働を推測されるものである。警察も捜査をためらう建物の写真がアップされるに及んで記事として本サイトでも取り上げることにした。

*参照

Dark allegations: Sinister claims made about ‘The China Project’ in Sihanoukville

 

8月26日、Khmer Timesはなぜか経済・ビジネス欄に題名「シアヌークビルのチャイナプロジェクトについてのより厳しい詳細」という題の記事を掲載した。内容は社会欄に載るべきものです。

プレアシアヌク州のチャイナプロジェクトの状況に関する昨日の記事に続いて、より厄介な情報が明らかになったという。

情報筋によると、地元で悪名高い疑惑の10棟の建物は、地元警察も複合施設への立ち入りを「恐れている」といるという。

同情報筋は、匿名の条件の下で、化合物の起源は、中国人グループが不動産を購入することを決定したとき、オンラインギャンブルの禁止にまでさかのぼる可能性が高い、と述べている。

オトレスビーチIII区のチャイナプロジェクトを支配している人物はわからないが、それは地域に大きなの影響力を行使する力を持っており、

「シアヌークビルで2、3か月以上過ごす中国人なら誰でも、それを知っています。彼らはそれをチャイナシティと呼んでいる。」と同匿名者は述べている。元従業員は、現実的なソーシャルメディアプロファイルを作成し、疑わしい暗号通貨や投資スキームにお金を投資するように男性を誘惑する方法についてのトレーニングを受けた、とも述べた。それは、ソーシャルメディアやオンラインの出会い系アプリケーションで人々にコンタクトし、Whats Appの連絡先に変換していたという。ある個人によると、最も集められたのは40万ドルで、その時点で、その従業員は別の従業員とのセックス、麻薬、アルコールを報酬として提供されていたという。

中国プロジェクトはその残忍さで彼の建物に住む人々の間でよく知られており、人々は殴打され、道路脇に投げ出されたと言われているという。

「チャイナシティは最悪の最悪です。なぜ彼らが同じ場所に一緒に集まるのか不思議に思う必要がある。彼らは警察によって保護されています。警官が入る唯一の理由は、麻薬についての強い助言がある時だけである。それについて明確な線が引かれている」と匿名氏は強調しました。

これまで、さまざまな国際機関に連絡を取る試みは失敗しました。10棟の複合施設に住む他の人たちと同様に、匿名氏も到着時にパスポートを取り上げられた。

情報筋は、彼が建物に拘束されている間、少なくとも1人のカンボジア系アメリカ人と交流したと述べた。彼の動きは制限され、その「部門」は閉鎖されました。また、少なくとも4人、時にはそれ以上の人が「スタジオより少し大きい」部屋に隔離されていることを明らかした。複合施設の従業員は旅行を許可されていましたが、それはあくまでグループで許可を得た場合に限られていた。

彼らは世界のさまざまな地域の人々とコンタクトできるSIMカードを与えられおり、パンデミックの間の経済的絶望から、今年初めにチャイナプロジェクトで実行されたものと同様の詐欺を実行するのを手伝った、と述べた。

元中国プロジェクトの従業員の夫は昨日、Khmer Timesに彼の妻がコールセンターの従業員として代理店を通じて会社に紹介されたと語った。彼女は当時妊娠2か月で、血まみれになるまで残酷に殴打されたという。その夫は「彼ら(中国人グループ)は空港の近くで彼女を訓練すると言った。そして彼らの会社が私の家に私の妻を迎えに行き、彼女を訓練センターに連れて行った。しかし、彼らが途中で、彼らは私の妻をシアヌークビルのトレーナーに連れて行かなければならないと言い、彼らはそれが一週間だけであると約束しました。しかし彼女がそこに行って職場を見た後、私の妻は彼らがヨーロッパの人々(昨日の記事に出ていたロシア人女性たち)を騙していることに気づいた。彼女はすぐに辞めたいと言ったが、彼女が辞めることを許さなかった。彼らは彼女を別の会社に売りたかったのです。」同メディアに証言した。さらに「私は警察にその話をしましたが、彼らは何の行動もしませんでした。私はお金をあげませんでしたが、彼らは最初は2,000ドルを欲しがった。私たちはそこで3泊しましたが、その後、いくつかのニュースウェブサイトが何が起こったのかについて話し合った後、妻は釈放されました。発言することで、そこに残された人々の助けになることを願っています。」という。

上記の記事は匿名氏の証言のため、一方的な伝聞とも考えられるが、かなり具体的な証言で昨日のKhmer Timesの記事にあったフィリピン女性の訴えた内容とも重なる。地元警察がぐるとなった中国マフィアの古典的手法そのものである。もし事実なら政府系メディアとして知られるKhmer Timesの記事は、司法当局やプレアシハヌーク州もこの記事を無視できないはずである。今後、記事内容が触れている人身売買、強制隔離、性的搾取、オンライン詐欺に当局上層部がどう動くか続報を待ちたい。

シハヌークビルは悪名高い香港・マカオマフィアの根拠地でミャンマーにも数年前に進出した人物ー米国が資産凍結で指名した人物ーで知れている。

*掲載写真:地元で悪名高い中国人マフィアの巣窟として知られているチャイナ・シティー(俗名)のビル 画像:Khmer Times

 

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