シハヌークビル 中国人乗船の密航船?沈没 2人死亡、23人行方不明に

広東から出航した船(密航船!?)に中国人41人が乗船、18人は救助(死亡した2人が含まれるか不明)、23人行方不明

プレアシハヌーク Preah Sihanouk 州政府は、シハヌークビル市沖合のタン島の沖で中国人41人を載せた船が遭難したという連絡後、近くの漁船が救助隊に駆け付け18人を救助したが、男女各1人の遺体を発見し、未だ海で行方不明になっている 23 人の中国人を捜索している。なお、救助された 1 人あたり 200 万リエル ($500) の報奨金を提供すると報じている(報奨金の主催は不明)。

地元メディアのフラッシュニュースに遭難の様子とタン島の離島沖の公海で沈没船から18人の外国人が救出された姿を示す救助艇から撮影された動画が、昨日に公開されている。

なお、救助された乗客の中国人男性:陳桂生氏は、2022 年 9 月 11 日に小型船で中国の広州港を出港したと述べている。明らかに密航目的の小型船と見られている。背後にいるのは中国系マフィアの暗躍が想定される。

2022 年 9 月 17 日に、2 人のカンボジア人ガイドが同行する別の木製小型船(一般的なカンボジアの漁船)に乗り込んだという。しかし、積載過剰のためか、小型船は水を飲み込み、荒れた海で漂流し始めたという。

遭難事故はタン島(Kho Tang)沖で発生

同中国人によると、小型船にカンボジア人ガイド2人を迎えに来たが、女性3人を含む41人の中国人がボートに漂流し始めたという。

救出された 18 人の中国人は現在、尋問のために第 240 大隊 (事故付近から離れたロン島) に拘留されている。

同大隊は、別のボートの2 人のカンボジア人ガイドと一緒に拘束し、手順に従って尋問するために、プレシア シアヌーク州シアヌークビルの警察検査官に引き渡したという。

依然、中国系マフィアの関わる新手の乱暴な人集めと密航と思われ、遭難したことで発覚した。マフィアはカンボジア人を手先として雇っていることも判明した。

既に海上で行方不明になっている23人だが、遭難発生から 36 時間後を経ており、絶望的な状況になっている。

カンボジア政府上層部が危機意識から中国系マフィアの犯罪摘発を続けているが、そんな動きなぞ舐めたような中国系マフィアの暗躍による悲劇的事件である。

掲載画像:Khmer Timeより

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