シェムリアップ選管 キャンドルライト党にCNRPと関係づけの停止を要求

シェムリアップ州選挙委員会は5月25日、裁判所が解散を命じた救国党(CNRP)との関係についてシェムリアップのキャンドルライト党に対して法的措置を取ると警告しました。

要は脅しである。野党第1党で前々回の下院選挙で人民党政権に政権交代を迫るほどの得票を得た救国党を解党に追い込み、前回の総選挙では人民党が全議席を獲得したが、国民に根強い人気のある救国党の後継がキャンドル党であることに政権及び与党が依然脅威を抱いていることが、かえって明らかになった感がある。

5月25日に発行された選管の書簡の中で、シェムリアップ州選挙委員会・委員長:Nim Vansomは、キャンドル党の選挙キャンペーンの行進は、2017年に最高裁判所によって解散された旧救国党(CNRP)に関連しており、コミューン選挙法第71条にも違反していると述べた。

「シェムリアップのキャンドルライト党の党首にお願いする。活動家や支持者に、党を以前のCNRPにリンク(関連付け)するのをやめるように言ってください」と述べています。

手紙で指摘されているようなキャンペーンが続けば、シェムリアップ州選挙委員会は法律に従ってそれに対して法的措置を取るだろうと述べた。これもどういう措置がとられるかは政権党の事前の調査に基づく選挙予測次第である。前々回のような勢いが野党:キャンドル党に出てくれば、与党の要望で選管は何らかの措置をとるであろう。同様の要求が今回は少ないことから、与党の勝利は確実視されているのだろう。

掲載写真:キャンドル党の選挙キャンペーン(後ろからの写真がミソであろう) 画像:Khmer Times

おすすめの記事