シェムリアップ州 世界初のベンガルショウノガン育種センターが完成

このほどシェムリアップ州に、世界初のベンガルショウノガン繁殖センターの建設が完成した。

バンティースレイ地区長キムフィナン氏によって明らかにされた繁殖センターは、バンティースレイ地区クバルスピアンリゾートの敷地内にあるアンコール生物多様性保全センター(ACCB)にある。

ベンガルショウノガン繁殖センターは、世界初のベンガルショウノガン繁殖のためのプログラムで鳥がリハビリを行い、卵を産み、赤ちゃんを育てるのに安全な環境を維持することを目指している。

森林から集められたベンガルショウノガンの卵は孵化し、赤ちゃんはセンターで育てられ、その後鳥を繁殖プログラムに含めることで、将来森林に戻すことを望んでいると同地区長は述べている。

ベンガルショウノガンは世界で最も希少な鳥種であり、IUCNのレッドリストで最も絶滅危惧種に分類されている。同鳥はカンボジア、インド、ネパールにのみ生息しており、カンボジアの約100羽を含め、世界には500羽未満しか生息していないと推測されている。

掲載画像:ベンガルショウノガン 画像:ベンガルショウノガン繁殖センターより

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