カンボジア版どぶろく中毒、死者を出す事件は今年2度目
30日(月曜日)保健省・報道官:Or Vandine氏が「コンポンチナン州でライス・ワイン(カンボジア版米酒、所謂「自家製どぶろく」類か)中毒で人々の死者数は7人に増加し、124人の犠牲者が入院し」と述べた、と地元メディアが1日午前にニュースとして伝えた。
中毒事件は28日(土曜日)にコンポンチュナン州のトゥクポス地区の村で被害者たちは高レベルのメタノールを含んだ疑いのあるワインを葬式で飲んだ時に起こった。という。
「保健省の作業部会が行った調査では、村人の葬式中に汚染された米酒を飲んだことがわかった」と彼女は記者団に語った。「現在、入院患者の90人が回復して帰宅しています。」
同保健省は、事件後、州内でのライスワインの販売は一時的に禁止された。
ライスワインは価格が安いため、カンボジアの農村部でよく製造されており、今年6月にも、メタノール入りのライスワインによって、バンテアイメアンチェイ州で7人が死亡し、30人以上が入院しましたという事件があった。
外国人は安易に飲まないのが肝要
よく国道の道端で所謂「椰子酒」が売られている。黄土色のどろっとした液体でアルコール分も強い、安価である。濾された透明のものもある。ライス・ワイン(米酒)は自家製どぶろくの類で米と水とメタノールで煮てつくるようだ。農家にとっては身近なものであるが、上記のような中毒事件はカンボジア国内では、毎年数件起こっている。要は質の悪いメタノールと量の問題であろう。
外国人が村人に勧められたからといって、安易に飲むのは命取り、最低腹痛と下痢は覚悟である。先ずは、容器が不潔、飲み物に不純物が混じっているのが普通である。「君子、危うきに近づかず」が賢明である。
*掲載画像:ライスワイン中毒で運び込まれた被害者でごったがえす病院の庭 画像:Phnom Penh Post