コンポンチャム州情報局によると、8月19日、同州のサンブールミース自治区タネン村のメコン川で、34kg近くの大きなアジア・オオスッポンが村人によって発見され、捕獲された。
この巨大なスッポンは、学名Amyda Cartilagineaと言われ、「黒カメ」とも呼ばれるスッポン科のスッポンの一種である。
カンボジア・水産局の科学者であるイギリス人ナリン氏は、このスッポンは東南アジア原産の淡水カメとしては絶滅危惧種に指定されているという。
ただちに同氏は、村人からこのスッポンを受け取った後、安全な生息地に放流するために農林水産省の職員に運ばせたという。近年、この種の絶滅危惧種や新種の発見がメコン川でも相次いでいる。カンボジアの原生林、メコン川などまだまだ奥が深い。
*掲載写真:水産局提供 Phnom Penh Post