コンポンスプー州警察No.2が恐喝容疑を否定する事態に

コンポンスプー州警察副本部長:サム・サック准将は9日(水)、同州コンピセイ地区で違法に闘鶏場を運営していたとして7月初めに逮捕された3人のギャンブラーから3,000ドルを脅し取ろうとした件での話題になった事を否定した。

同サック准将は9日、7月4日午後2時半頃、コンポンスプー州刑務所の警察が同州コンピセイ地区チュングルク村のスロック村にある違法な闘鶏場を捜索したと述べた。その際に警察の強制捜査で、違法闘鶏場の所有者と管理者と疑われる男3人を逮捕し、その他の関連資料も押収したと述べた。

その後、サック准将が容疑者3人とその家族と交渉し、釈放と引き換えに金銭を脅し取るために、彼らをコンポンスプー州警察本部に不法に監禁したと告発した。

告発者は当時、3人の容疑者はサック准将に2,000ドルのみ支払うことを申し出たが、准将はそれに同意しなかったという。サック准将はその後、容疑者を尋問と告訴のために法廷に送ったが、それは容疑者らが准将の要求した金を支払わなかった後のことだったと説明に付け加えた。

7月10日のカンポンスプー州警察の声明によると現在、警察はこれらの汚職疑惑について捜査を行っているという。

なお、容疑者逮捕の際、警察はまた3人から35万1000リエル(約85ドル)、デスクトップパソコン1台、ノートパソコン1台、バイク1台、携帯電話1台を押収した。

告発されたサック准将は、逮捕後、容疑者3人は起訴のために押収された証拠とともにコンポンスプー州裁判所に送られたとも付け加え、「容疑者3人は裁判所の検察官によって起訴され、現在全員が公判前審問を待つ間、一時的に刑務所に拘留されている」、「私は彼らを脅迫したり、釈放と引き換えに金銭をゆすろうとしたこと、また被告人からその他の金銭を受け取っていたことを否定したい」と見の潔白を述べている。

フェイスブックで国内に知られる一人:フェン・ヴァンナック氏は8日(月)、容疑者3人が逮捕された後、サック准将が釈放と引き換えに3人に対し3,000ドル(1人当たり1,000ドル)を要求したと主張する投稿をしている。

*読者には告発者も被告発者も、どっちもどっちの印象があるが、また投稿にきづいたカンボジア人の多くが、州警察No.2の脅迫をともなった容疑者への金銭強要はさもありなん、と思う人が多いため、警察も事件もみ消しや無視を公然とできず、内部調査を始めたということであろう。

掲載写真:コンポンスプー州警察NO.2の容疑者 Khmer Timesが転載

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