キャンドルライト党は、サム・ランシー氏を国王侮辱発言と、公式に非難した

ノロドム・シハモニ国王に対する自身が追放された元野党指導者サム・ランシーからの国王への侮辱発言を、かつてキャンドルライト党(CP)の前身であった救国党の元党首サムランシーの言動に対し非難する公式書簡を発表した。

左:サムランシー氏、右:現国王ノロドム・シハモニ王、ランシー氏は長年のフンセン首相の政敵で今回のフンセン政権批判に絡めて国王批判をしたことをフンセン首相は厳しく批判している。

10月28日発表された声明の中で、CP は国王を侮辱したことを非難する声明を発表しました。このことについて、政府系メディアで知られるKhmer Rimesは、「3 世代にわたる反逆者サム ランシーの家族は、王国中のカンボジア人によって非難されている」とキャンドルライト党の公式批判と共に報じている。

キャンドルライト党は、「カンボジア王国憲法によって保護されている国王と立憲君主制を故意に侮辱したり虐待したりする者を非難する」と声明を発表している。

20年以上、追放、帰国を繰り返していたサムランシー氏は、元救国党党首でフンセン政権への非難を繰り返しており、今回、フンセン政権批判に国王批判を付け加えたことで、救国党が公式に非難したことになる。確かに20年以上、帰国、亡命を繰り返し海外に在住するサムランシー氏の発言はカンボジア国内で同様の発言をすることは困難である。まして国王批判は立憲主義のカンボジアに於いては、政治的に危うい。

掲載写真:Khmer Times

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