29日(土曜日)早朝、カンポット州トゥックチョー地区マクブラン地区で、キャンプ場に隣接するオマル滝からの増水でテントが流され、女性1人が死亡、もう1人が行方不明、さらに男性2人が病院に搬送された。
死亡した女性はタケオ州バティ地区スバイコム村在住のケン・スレイ・ラトナさん(19)と特定された。
また同キャンプ・グループのもう一人の女性、ポーン・スレイ・クウチさん(19)は今も行方不明である。キャンプに参加した4人のグループのうち、洪水から生き残ったのはソン・ティム・トーンさん(23歳)とセイハさん(22歳)の2人であるが、2人は病院に搬送されている。同キャンプテントが流された犠牲者4人は全員、スバイ・コム村出身の友人だった。
州警察署長:マオ・チャンマスリス氏は7月30日、地元メディアに対し、当局は救助活動を終えたと語った。同氏によると、週末には43人の観光客が滝を訪れたという。また同氏は、キャンプ参加者が川に近づきすぎてテントを設置したため、この悲劇が起こったと付け加えた。キャンプする場合、テントの設置場所選びに注意するよう呼びかけている。
同氏は、「当局はオマル滝で他のキャンプ参加者を助けました。洪水と暗闇のため、彼らは安全な場所へ辿りつくことができなかった人もいた」と述べている。
一方で、カンポット州コンポンチャックのカンレチ自治区長:プラム・キムチ氏は30日、雨は数日止まず、土曜日の朝には増水が最高潮に達していたと述べている。洪水は大人の胸ほどの高さに達し、地面に建てられた家屋が屋根まで浸水した場所もあった。50軒以上の家が浸水した。一部の住民は地元当局の支援を受けて貴重品や家畜を高台に運び避難したという。
掲載写真:救助活動 Khmer Tiimes