農林水産省水産局は12月12日、カンボジアの象徴的な料理味をつくる伝統的な発酵魚のペーストであるプラホック(魚醤:ブラホックとも音訳す。「タイのナムプラー」、「ベトナムのニョクマム」)を作ることを計画している場合、カンボジアで最高の収穫量を誇る漁業に最適な時期が始まっているという通知を発表した。まさにカンボジアの季節の風物詩:ブロホックづくりが始まる。
同局の12月12日の通知では、「空が晴れていて初期の暴風雨が近づかない限り、12月12日から16日までプノンペンとカンダル州を流れるトンレサップ川に豊富な魚がいるはずだ」と述べています。
地方自治体は、人々が移動しやすくし、宿泊施設を利用できるようにするとともに、必要に応じて魚の保管と輸送を支援するこという。
毎年プラホックを作るプノンペンのラッシーケオ地区に住む38歳のSun Kunthys氏は、彼女の家族は今年も魚を購入しようとしていると言う。
「私は家族が食べて、それを購入したいときに少数の村人に配布するために、毎年30〜50kgのプラホックを作っています。しかし、それは一部の人々と比較してそれほど多くはありません–それは来年まで家族にとってちょうど十分です。」
「今年の魚の値段はわかりませんが、魚が以前ほど豊富ではなかったため、以前よりも高くなる可能性があります」と彼女は言いました。
彼女は、川の水位の変化と気候変動による魚の個体数の年々の減少が、いつかカンボジアのプラホックの伝統に終止符を打つ可能性があることを懸念していると述べた。
昨年、プラホックは前年よりも豊富ではなく、魚の価格は過去の2倍でした。
昨年12月初旬、プラホックの製造に一般的に使用される魚の種類は1 kgあたり2,000〜3,500リエル(0.50〜0.85ドル)で販売され、パオークと呼ばれるより肉厚な種類のペーストの製造に使用される魚は8,000〜12,000で販売されました。 1kgあたりのリエルでは両方共に以前の価格のほぼ2倍であった。それだけ以前と比べて漁獲量が環境変化と乱獲で漁獲量が減少してきているのでしょう。
このプラホック(魚醤)について本サイトの「生活基本情報3 国土編 地形2 水と暮らし」のなかでも取り上げています。
掲載写真:Phnom Penh Postより