カンボジア郵政省 通信アプリ:テレグラムのユザーに警告

カンボジア政府・郵便通信省(MPTC)は、通信アプリ:テレグラムを使用しているカンボジア・ユーザーに、偽のIDを使った新しい形態のハッカー攻撃について警告を発した。

MPTCが発表した12月15日付けの声明では、「ハッカーは政府の高官やその他の有名な個人の名前で偽のアカウントを使用して、ウイルスやマルウェアを含むファイルやリンクを標的の被害者に送信する」と述べている。

「ユーザーがファイルまたはリンクをクリックすると、ハッカーはコンピューターやスマートフォンを制御するためのリモートアクセスを取得します。これにより、ハッカーはデバイス内のデータ(ソフトウェア、アカウント、またはパスコード)を盗むことができ、アプリだけでなく、カメラやボイスレコーダーを操作する」と同省は警告する。

MPTCは、「疑わしいリンクやファイルをクリックする前に、送信者のアカウント名と電話番号を確認して確認することにより、Telegramユーザーに身を守るよう」忠告し、「疑わしい場合、ユーザーは送信者に電話して身元を確認する必要があり」「それらが偽のアカウントであることに気付いた場合はブロックする必要がある」と述べている。

また同局によると、リンクにはトロイの木馬が含まれており、ユーザーの身元や銀行口座やクレジットカードの詳細など、ユーザーから情報を盗んだという例があるという。

テレグラム使用者はアプリを削除して乗り換えるか、使用を続けるにあたっては、上記の注意点に心するしかない。

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