カンボジア警察、今年で3度目となる56kg以上の違法薬物を押収

カンボジアは、警察が、今年で3度目となる56kg以上の違法薬物を押収した、とKhmer Timesが報じる。

が、奇妙なことにカンボジア国内メディアで政府広報を一手に引き受けるKhmer Timesが、国内事件ですら、中国の新華社電や他社(フレッシュニュース)をそのまま報道する。メディアのこの状況は主権国家、メディアの独立性として如何なものか、と首を傾げてしまう。

ここでは、麻薬警察の発表を報じたフレッシュニュースに拠って、記事にします。

カンボジア麻薬取締警察局(ADP)は6月10日、56kgを超える違法薬物を押収し、麻薬密売容疑者を逮捕したと発表した。

唖然とする大量の麻薬製品、そして逮捕者一人? 画像:麻薬取締局の提供

事件は先週7日(水)、首都プノンペンで3か所の強制捜査中に38歳のカンボジア人容疑者を逮捕したという。

麻薬取締局の高官は6月9日、地元ニュースに対し、国家警察長官:ネス・サボウンの指令で、プノンペン都警察と協力し、オウム・ソピーク副検察官の調整の下、警察の捜査が行われたと語った。

捜索場所は、下記の3か所です。

最初の捜索場所は、都内ミンチェイ地区ボン トゥンプン 2、道路69BT 沿いのコンドミニアム L 前。

2 番目の捜索場所は、都内ボン ケン コン地区オリンピック区道路163。

3番目の捜索場所は都内ダンコール地区チュンエク区ボレイ37番地。

捜索の結果、警察の専門部隊はサリー・フィトラトゥル容疑者(38歳男性)を逮捕し、3種類の麻薬(メタンフェタミン、MDMA、ケタミン)計56kg以上を含む 、非メタンフェタミン計 174 kg 以上、および一部の加工機械などを押収したという。

逮捕された人物は、カンボジア人1名だが、麻薬所持量の大さから密売人とも考えられるが、彼一人が麻薬所持や密売人であったとは思われない、背後に密売ルートを仕切るマフィア組織(シンジケート)がいるのは明らかである。カンボジアは東南アジアの麻薬ルートのハブ拠点になっていることも間違いない。

現在、容疑者と証拠品は訴訟処置のためプノンペン都裁判所に送られている。

掲載写真:カンボジア麻薬取締警察局(ADP) 画像:フレッシュニュース、新華社、さらにそれを通じてKhmer Times(英語版)が掲載。

 

 

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