いち早くカンボジアを訪問した中国の王毅外相は、カンボジアの新政府の次期首相予定のフン・マネ氏から、「カンボジアは一つの中国政策を支持」、そして「中国の内政不干渉を支持する」という言質(げんち)を得た。
この会談は13日プノンペンの平和宮殿(旧閣僚評議会ビル)にて、中国外務大臣の王毅氏を迎えた際フン・マネ氏によって強調された。
同時に、次期首相予定のフン・マネ氏は、今年10月中旬に中国の北京で行われる一帯一路構想10周年記念式典に出席の為、フン・マネ氏は9月半ばにも中国を訪問するという。
*なお、この次期首相フン・マネ氏の中国訪問は、いち早く日本のNHKをはじめメディアから報道されている。
王毅外相は、カンボジアとの効果的かつ緊密な協力を継続するという中国のコミットメントと、中国の南寧で開催される 9月中旬の2023年中国・ASEAN博覧会へのフン・マネ次期首相の公式訪問と参加を歓迎する用意があることを再確認した。
*早速の次期首相の中国訪問は、日本の首相が就任するや先ずはじめに米国を親善訪問するのと同じような立場と関係を象徴している。
両首脳は、これまでの成果を維持するとともに、電力、特に水力発電、インフラ、農業、貿易などの新たな分野における協力の方向性を拡大することにより、カンボジアと中国の協力をさらに促進することを約束した。両首脳はまた、地域的および国際的な枠組みにおいて両国の協力と相互支援を継続することで合意した。
掲載写真:Khmer Times