カンボジア人、ミャンマー地震の被害と規模に懸念広がる

28日(金)にミャンマーとタイを襲った壊滅的な地震はカンボジアに与えた物理的影響は極めて軽微であったが、カンボジア近辺でこれほどの規模の災害が発生したのは初めてのこともあり、国民の間に大きな動揺を引き起こした。

28日(金)、マグニチュード7.7の強力な地震がミャンマー中部を襲い、建物が損壊し、道路が崩れ、隣国タイにパニックを引き起こした。その後すぐにマグニチュード6.4の余震が続いた。ミャンマーの首都ネピドーでは天井が崩れ、壁が割れ、住民は路上に逃げ出した。

同地震の揺れはバンコクまで感じられ、地下鉄の運行が中断したほか、中国の雲南省でも揺れが感じられた。さらにベトナムまで揺れが感じられた地域があるという。

タイのパトンターン・シナワット首相はこれを受けて緊急会議を招集した。

壊滅的な地震の後、救助活動が続く中、29日(土)から国際援助がミャンマーに到着し始めた。同国だけで災害による死者は1,000人以上に上り、死者数は当初の報告より急増していると報じられている。

地震により重要なインフラが機能不全に陥り、紛争に苦しむ同国の課題は悪化している。現在、外国の救助隊が現地で生存者の捜索に協力している。

一方、タイの首都バンコクでは30階建ての政府庁舎が倒壊し、バンコクポスト紙は、この地震災害により3つの建設現場で10人が死亡、16人が負傷、101人が行方不明になったと報じている

専門家は、余震は1~2週間続く可能性があるが、その強さは弱まると予想されると警告している。

タイ当局は、高層ビルが居住に安全な状態を保つために、高層ビルの構造的安全性評価の必要性を強調している。

掲載写真ミャンマーの首都ネピドーの被災者

おすすめの記事