カンボジア 中国正月(旧暦)が始まる クメール系の便乗休みで酒盛りも

事実上、中国正月を前にプノンペンの公私立学校は月曜日から休業中である。例え、学校を開いても学生たちが来ない、休みともなれば中国系と関係あるなしに学校も仕事も便乗して休んでしまう者が多い、それがカンボジアである。カンボジアには新年迎える正月は3度ある。次は4月にクメール正月がある。この時は正式には3日間あるが、前後合わせて1週間は同様にこの時ばかりはクメール人であると休んでしまうので、中華系の多い都市部の商店も開業できず、さすが首都の道路も道が閑さんとしてくる。プノンペンのダウンタウンでは店が閉まっていると中国系と解りかなりの数である。

中国正月または旧正月、中国の祖先を持つカンボジアの人々によって祝われる。原則であるが、どう見ても中国系ではない者たちもかってに休みに入って大型ㇲポーカーを家の前に出して大音響で飲み会である。かえって中華系家族のほうが静かに祝う。調子づけば見境なく他人に迷惑をかけるのが、カンボジア人一般である。これで日本では、神奈川県海老名市付近の集合住宅で一般住民とトラブルになったのは20年以上前であった。在日領事館ですら、廊下でコンロを持ち出しBBQで消防車が駆け付けるボヤ騒ぎを起こしている。

さて今年は大晦日または供養式の日が1月31日であった。どう見ても顔も肌の色も現クメールが大騒ぎで近所の家はいられもんじゃない。伝統も文化もないからクリスマス、国際新年の日(1月1日)もその日だけは都市部の各所で大騒ぎとなる。10年以上前のプノンペンではカウントダウンに花火の打ち上げなどなく、代わりにお金持ちのドラ息子やその取り巻きが各所で銃をぶっ放していた。まっとうなカンボジア人は12月31日には外は危ないと心得ていた。中国正月、新年は2月1日から3日までの3日間を祝う。この旧正月は、太陰太陽暦と呼ばれる伝統的な中国の暦に従って、新年の始まりを祝うお祭りである。中国では、このお祭りは一般に「春祭り(春節)」と呼ばれている。

中国の旧正月はいくつかの習慣に関連付けられており、主に、お祭りは先祖を称える時期でもある。

先祖を祝う祭りでもある中国正月は、こうした各種のお供えを設けた祭壇を各家に設ける。これが本来の中国正月の迎え方である。

この祭事は、中国本土、シンガポール、タイ、カンボジア、インドネシア、フィリピン、そして西部の多くのチャイナタウンなど、多くの国で祝われる。

 

中華系の家を回る祝いの歌舞団。面白いのはこうした歌舞団のほとんどクメール系の青少年である。

旧正月には、中国人の祖先を持つ人々が家族と再会しておいしい料理を食べたり、さまざまなゲームを楽しんだりします。また、幸福と繁栄をもたらすと信じて家を片付けるのに最適な時期でもあります。通常、中国の旧正月の主な特徴は、クメール語で「アンパオ」と呼ばれる「赤い封筒」であり、若者への贈り物として任意の金額を入れることができる。

中国の伝統によると、赤い色は幸運、幸運、幸福または豊かさを意味します。この色は、さまざまな種類のお祝いを飾るために非常によく使用されます。歴史的文書に続いて、カンボジアの中国人の入植地は13世紀にまでさかのぼります。今頃、国威発揚のオリンピック(途上国ほど大袈裟になる)とコロナ禍で帰省する者が少ないが通常は中国、べトナム(テト正月)共に民族大移動と言われる状況になる

掲載写真;Kmer Timesより

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