カンボジアは、南ア変異種オミクロン株に感染した2番目となる症例を検出した。
2番目のオミクロン感染者は、12月16日にケニアからカンボジアに入った25歳のアイルランド人男性である。同感染者はケニアからドバイへ、ドバイからタイへ、そしてタイからプノンペンへと2度の乗継で入国した。同感染者は現在、プノンペンの国立結核・ハンセン病センターで治療を受けているという。
このニュース、誰もが気になるのはカンボジア入国検疫での2度のオミクロン株感染者確認後、それぞれ一緒に入国した同じ飛行機の乗客たち(濃厚接触者)が現在、隔離措置がなされているのか、といった情報については何等の報道もない。
オミクロン株感染者の国籍は?
政府関係の発表を一手に引き受けているKhmer Timenは、オミクロン株感染者を上記のようにアイルランド人と報じているが、同日のカンボジア国内メディアPhnom Penh Postではオミクロン感染者が25歳・男性で入国に至る経路はKhmer Timen報道一致しているが、フンセン首相の17日の国民向け声明を引用して「昨夜、新しいオミクロンのケースを見つけました。前に言ったように、この亜種で慌ててはいけません。これまでのところ、オミクロンは英国で報告された1例以外の人を殺していません。現在、カンボジアの女性とイランの旅行者に2つのオミクロンの症例があります。彼らはカンボジアのパスツール研究所によって確認された」という報道である。アイルランド人なのかイラン人なのか?首相の国民向け声明であるからことは重大?
だが、カンボジアの国内メディアでは同一紙面や同日のWebサイトに於いて明らかに矛盾する記事等が載っていても、通常「誤報の訂正」が出ることはほぼない。国籍についてはちょっと藪の中である。いずれかに誤りがあると解った時点でお知らせします。
G7英国のG7議長国の最終会議で保健大臣は、オミクロン株に重大な懸念表明
なおG7の保健大臣は18日、英国のG7議長国の最終会議を開催し、特にオミクロンに関する非常に懸念される進展に焦点を当てている。オミクロン株症例の増加を深く懸念し、G7の閣僚は、これらの進展が世界の公衆衛生に対する現在の最大の脅威と見なされるべきであることに同意した。
データを緊密に連携し、監視し、共有することがこれまで以上に重要になっています。これは、急速に発展する状況に対処するための鍵となる。
掲載画像:Khmer Timesより。