カンボジアの人口は1560万人へ増加  但し統計は概数にすぎない

26日、発表された2019年のカンボジア国勢調査の結果は、ほぼ1,560万人に増加したことを示した。

国勢調査の結果によると、総人口は15,552,221人で、そのうち7,571,837人が男性(48.7%)、7,980,374人が女性(51.3%)となっている。

平均年間人口増加率は1.4パーセントです。2008年の前回の国勢調査では、総人口は1,340万人であったため、2008年から2019年にかけて10年で、人口は220万人増加したことになる。

プノンペン都2,129,371人、住民数では出稼ぎ人を含めると調査数より多数に

また人口内訳では、プノンペン都の人口は2,129,371人と最も多く、ケップ州の人口は41,798人と最も少ない。2019年の人口密度は87人/㎢あったが、2008年には75人/㎢でとなり、人口密度は人口増に伴い増えた。

政府のチャイ・タン Chhay Than計画大臣は、国勢調査は国家予算から990万を出費し。2019年の国勢調査は、全国のさまざまな地域の合計350万世帯を対象とした。

サーケン内務大臣は、「この国勢調査は、法律に従って成功裏に開催された重要な歴史的出来事であり、国勢調査委員会、計画省、国立統計研究所、国勢調査当局者、および成功裏に完了したカンボジアの人々に感謝の意を表します。」と彼は言った。

また同氏は「政府は、国連人口基金(UNFPA)、ドイツ国際開発庁(GIZ)、スウェーデン国際開発協力庁(Sida)など、国勢調査の処理を支援してくれたパートナーに、財政的および技術的な情報を提供してくれたことに感謝する」と付け加えた。

日本の厳密な国勢調査でも結果は概数である

以上が10年振りの国勢調査の結果であるが、途上国の場合は国勢調査であっても概数と考えたほうがいい。日本の国勢調査では、調査員一軒一軒訪ねる厳密なものだが、それでも不在、不明、無戸籍の人もいて厳密の調査は困難を極める。それ故に厳密な調査で解る日本の人口も概数となる。ましてやカンボジア、推して知るべきである。それでも概数として受け取れば国勢及びその傾向は解る。

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