
台湾・台北市は、詐欺容疑で逮捕された台湾国民179人が中国本土に強制送還されるのを防ぐため、カンボジアとの協議を続けていると、台湾側の警察連絡官が10日明らかにした。
ホーチミン市に駐在する匿名の刑事捜査局連絡官は、刑事捜査局は、法的な責任を問う代わりに容疑者らを台北に送還するようカンボジア当局と交渉中だと語った。
カンボジアのメディア報道によれば、台湾出身の容疑者は北京への親善の印として中国に引き渡されるだろうとのことだ。
容疑者たちは先週7日(月)、プノンペンのオンライン通信詐欺センターへの一連の強制捜査中に逮捕され、13日(日)に300人以上の中国人とともに国外追放される予定となっている。
カンボジアのチャイナ・タイムズによると、容疑者らは、オンライン詐欺計画の実行に関与したとされる中国人共謀者7人とともに逮捕された者たちである。
海外で詐欺に関与した疑いで逮捕された台北市民600人以上が国外追放されている。
掲載写真:台湾メディアより