カンボジアでは、「交通事故」で毎日少なくとも4人が死亡している

サーケン内務大臣は、カンボジアでの交通事故により、毎日平均して少なくとも4人が死亡し、11人が負傷していると述べた。

また、「死亡者の 79% がモーターサイクリストで、74% がヘルメットを脱いでいた」、「交通事故の主な原因はスピード違反であり、次に道を譲ることを怠り、道路の右側通行を怠ったことです」と事故の状況や原因に触れた。

車とオートバイの混在や走行、そこにコロナ禍以来のバイク配達便(これら多数は危険運転である)の急増によって、事故は増えている。特に事故増の原因では、スピード違反、信号無視、割り込み、右側走行の無視、逆走の横行、さらにノンヘルメットといった基本的交通ルールを遵守しないことが事故の原因の大多数である。また、プノンペンで夜のスピード違反の最大原因は飲酒を伴う酔っ払い運転であるが、なぜかその点については、報道は触れていない。

カンボジアの副首相も兼ねるサーケン氏は、「オートバイの運転者にヘルメットを適切に着用し、車の運転手にシートベルトを着用するよう呼びかけ、ヘルメットとシートベルトは事故の際に命を守るために重要である」と強調している。

カンボジアの国連開発計画と国家交通安全委員会が昨年共同で発表した報告書によると、交通事故でカンボジアは年間約 4 億 6,600 万米ドルの損失となっている、という。

掲載画像:Khmer Times

おすすめの記事