カンボジア、覚醒剤1万錠以上の密売容疑でタイ人10人を逮捕

カンボジア警察は違法薬物の密売容疑でタイ国籍のギャング団を逮捕し、1万錠以上のメタンフェタミンを押収したと国家警察が3日(火)に発表した。

容疑者は男性6人と女性4人で、年齢は25歳から41歳で、11月30日夜、タイ国境にあるバンテアイ・メアンチェイ州ポイペト市のウ・クロブ村をパトロール中に現行犯逮捕された。

「今回の捜索で合計1万748錠のメタンフェタミンが押収された」と国家警察はウェブサイトで発表し、体重計3台も押収されたと付け加えた。

ポイペト市警察署長:プルム・ピセス中佐は、容疑者らは違法薬物の所持、密売、使用の罪で起訴されたと述べた。東南アジアの国では麻薬密売人に対する死刑判決はない。同国の法律では、80グラムを超える違法薬物の密売で有罪となった者は終身刑となる可能性がある。

カンボジア麻薬対策局によると、カンボジアは2024年1月から11月にかけて、外国人816人を含む麻薬関連の容疑者2万3601人を拘束し、合計13.3トンの違法薬物を押収した。

押収された薬物のほとんどはケタミン、結晶メタンフェタミン、メタンフェタミン錠剤、ヘロイン、エクスタシー、コカインだった。

上記のニュースは、中国国営新華社が報道したもので、中国人のカンボジア渡航への警告を兼ねたものとみられている。

掲載写真:中国国営「新華社」より

おすすめの記事