カンボジア、治安悪化のためマリからブルーヘルメット部隊約100人を撤退

カンボジアのフン・マネ首相は、25日(水)、「国連(UN)の要請により、治安の安定目的の理由でカンボジアは内戦で荒廃したアフリカの国マリブルーヘルメット部隊(国連軍)を派遣していたが、今回、約100名を撤退させた」と述べた。

アフリカの「マリ」と言えば、中央アフリカと並んでロシア国家を資金源とした傭兵部隊(通称ワグネル)が現地政府と提携して実質的に支配し、鉱山利権を担保としてロシアの利権となっている国である。要は中南アフリカ諸国によくみられる部族首長国家の独裁軍事国家の一つがマリで、当然、それでは国家は収まらず、部族対立に宗教対立が加わるという構図で内戦が絶えない国である。

フン・マネ首相は、コンポンチャム州で数千人の縫製工場労働者との会合で演説し、「国連がマリの一部地域から軍隊の撤退を開始したため、私は数日前、マリからの青いヘルメット部隊の撤退を承認した」と述べている

「(現地マリで)国連のブルーヘルメット部隊も攻撃されたため、彼らはもうそこに留まることができなかった」と付け加えている。

フン・マネ首相の演説よれば、「東南アジアの国から国連軍派遣では撤退前に車両や設備などの資産も破壊した」と述べた。

ここに軍事クーデター後、マリ暫定政府は10年にわたる国連作戦の撤回を要請した。ならば、ロシアが背後にいる傭兵集団ワグネルが経済利権と現地軍事政権の実質を握ったということになるでしょう。

カンボジアの国連軍派遣の撤収は形の上では、国連の安全保障理事会による平和維持活動を今年12月31日までに撤収するという6月30日の決議を遵守したものによります。

なお、カンボジアの国際貢献に関わる内容にも関わらず、この記事は、Khmer Timesがコピペした中国の「新華社」の記事報道を元にしています。

掲載写真:新華社からKhmer Timesが転載。

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