カンボジアは土曜日、国境沿いの州の当局に対し、Mpox（サル痘）やH5N1型鳥インフルエンザ、炭疽菌などのウイルス性疾患の監視と拡散防止に向けた取り組みを強化するよう指示した。
これは、中国の国営新華社の記事をKhmer Timesがそのまま掲載した記事を基にしています。
保健省大臣は、国境沿いの州知事に宛てた書簡の中で、世界保健機関（WHO）は8月14日、アフリカ諸国の一部でMpoxが急速に拡大していることから、Mpoxを国際的に懸念される世界的な公衆衛生上の緊急事態と宣言したと述べた。
また、近隣諸国では家禽から人間へのH5N1型鳥インフルエンザや炭疽菌の感染例もあると彼は付け加えた。
同大臣によれば、カンボジアでは、Mpoxの症例が計20件記録されているが死亡者はおらず、H5N1型鳥インフルエンザの症例が72件記録され、そのうち43人が死亡した。
なお、隣国タイでは2例目のMpoxの症例が確認されおり、警戒が高まっています。またそのことを日本の国内メディアも伝えていますが、カンボジアでは今年に入り何人かの感染例を確認していますが、日本国内ではカンボジアのほうが感染例が多いにも関わらず報道されていません。
「こうした状況を踏まえ、国民の健康を守るために検疫措置を強化し、カンボジアに入国する人々を通じてこれらの感染症が広がらないよう監視し、その拡大を防ぐことに皆様のご協力をお願いしたい」と同大臣は述べた。
また同大臣は、各省知事に対し、国境ゲートに検疫官を配置するよう勧告した。
掲載写真：中国・国営新華社電をKhmer Timesが転載
