
カンボジア政府は、国境での緊張が続く中、カンボジア軍が民間人を人間の盾として利用しているというタイ高官の非難を否定した。
外務国際協力省の報道官チュム・サウンリー氏は昨日の記者会見で、そのような主張は根拠がなく、現地の現実を歪曲している
「カンボジアは、国境紛争において民間人が人間の盾として利用されているという非難を断固として否定する。そのような非難は根拠がなく、現実を歪曲している。カンボジアの民間人は長年この地域に居住しており、現在、一方的な有刺鉄線の設置によって自宅や農地へのアクセスを阻まれているのだ」と強調と強調している。
報道官はまた、カンボジアが国境沿いに新たな地雷を埋めているという度重なる疑惑を否定した。
「世界で最も地雷被害を受けている国の一つであるカンボジアは、そのような危険な兵器を使用する政策も関心もない」と彼は強調し、過去数十年にわたる紛争で残った地雷が国境の両側の民間人に脅威を与え続けていると付け加えた。
報道官:サウンリー氏は、カンボジアが国連憲章および同国が締約国となっているすべての主要な国際人権条約に完全に準拠していることを再確認した。
なお、国境紛争地に一帯は、カンボジア側はカンボジア軍兵士に分割して引き渡す屯田兵のようなシステムを採用しており、紛争地の最前線が軍人家族の居住であるという例も多い。また軍の慣習として防衛掩体壕(トーチカ)に女性の下火が干されていたりする光景が以前からよく見られていた。世界遺産プレアビヒア寺院遺跡の壁手前にトーチカがあり、武力衝突が発生するたびに寺院壁に弾痕が残るという状態であった。
掲載写真:国営カンボジア通信 AKP

