
国家情報世論委員会(NCIPO)事務局は月曜日、カジノの建物内で監禁されている人々を映した最近出回ったビデオはカンボジアではなくラオスで撮影されたものだと明らかにする声明を発表した。
この説明は、遠くから映像を撮影したソーシャルメディアアカウントによる動画の配信を受けて行われ、カンボジアの視聴者の間で大きな懸念を引き起こした。
NCIPOはこのビデオを非難し、事実を歪曲して社会に混乱と敵意を生じさせることを企むイデオロギー集団が仕組んだ悪質なプロパガンダだとした。同団体は、このような誤報は国民の信頼を損ない、当局を非難し、最終的には国際舞台でカンボジアの評判を落とすことを目的としていると指摘した。
「これは、混乱を煽り、敵意を助長し、社会を腐敗させ、当局に責任を負わせ、カンボジアの評判を傷つけるために情報を偽造する思想グループによる悪意あるプロパガンダの計画的な試みである」と声明は付け加えた。
この状況を踏まえ、NCIPOは国民に対し、動画の内容を誤解しないよう促し、誤解を招くような情報の拡散や共有をやめるよう求めた。事務局は、正確な情報を維持し、国民に十分な情報を提供するという決意を改めて表明した。
カンボジアでは、プノンペン、バンテアイ・ミアンチェイ、スバイリエン、カンポット(ベトナムとの国境)、パイリン、プレア・シハヌークの各州でカジノが営業している。カンボジア人はカジノへの立ち入りが禁止されている。
しかし、観光地であるカンポット州とケップ州はカジノライセンスを発行することが認められておらず、カジノを開設したい場合はカンボジア国境で開設ライセンスを申請する必要があるとフン・マネ首相は昨年述べている。
首相は、これら2つの州は観光投資のために残されるべきだと強調した。
ある推計によれば、バンテアイ・メアンチェイ州の国境の町ポイペトにあるカンボジアのカジノを訪れる人の95%はタイ人だという。また中国はギャンブラーたちのもう一つの主要な供給源である。
カンボジア商業賭博管理委員会事務局の報告によると、カンボジアは昨年カジノ産業から6,278万ドル以上の税収を得ており、前年比85%増となった。
掲載写真:情報省の提供