オンライン雇用詐欺に関与した台湾国民、最大300人が帰国していない

台湾外務省・東アジア太平洋局局長:ウォレス・チョウ氏は13日(火)「カンボジアで就職詐欺組織の被害者であると考えられている約 300 人の台湾国民がまだ帰国していない」と述べた。

同氏は、12月12日現在、台北政府は403人の台北国民の帰国を支援したと述べた

いずれも偽の儲かる仕事の募集でカンボジアに誘い込まれ、詐欺グループで働かされました者たちである。しかし、ニュースブリーフィングで、まだ台湾に戻っていない、またそのような状況にある台湾国民がまだ296人いる」と語っている。

これら約 300 人の台湾国民の帰国を支援することが困難になった理由は、「カンボジア警察は最近、これらの詐欺グループの多くがカンボジアを離れてミャンマーやラオスに隠れていたことを発見した」、「したがって、これら296人の台北国民の多くは、さまざまな東南アジア諸国に散在している可能性があり、台湾政府が彼ら騙された詐欺労働者を見つけて支援を提供することを困難にしている」と述べている。

また、「彼らの何人かが詐欺グループ自身のメンバーであるか、家族との接触を意図的に遮断した可能性があるのではないかという疑問がある」とも述べている。「私たちは救われたいと願う者しか救えません」と同氏は述べた。

台湾警察庁(NPA)が提供した数字によると、カンボジアに閉じ込められていると考えられていた台湾国民の総数は、以前は699人だった。この数字は、NPA が 8 月にカンボジアに滞在していることが知られている 4,000 人の台湾国民の家族を訪問するための全国的な調査を開始した後、台北政府によって作成された推定値である。

台湾国民で騙されて帰国していない国民の内には詐欺組織の構成員もいる、だが一方で、カンボジアでの救出作戦によって、詐欺組織はその拠点を取り締まりの緩いか、ほとんど行われていないミャンマーやラオスに移した可能性があり、約300人という人数から言って詐欺組織構成員と詐欺労働に自発的に加担しているものたちであるとみるのは早計で、依然として隔離、強制労働の下にある台湾国民が多数いるとみるのが自然であろう。

掲載写真:台湾の空港での詐欺就職への警告 画像:台湾メディアからKhmer Timesが転載

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