オンライン詐欺の摘発は終わっていない。昨年、タイ人だけで1500人救出

未だ強制労働者に身を落とされ、支援を必要としてカンボジアに残っているタイ人は少なくとも1,000人いると推定されている」地元メディア:Khmer Timesは8日、報道する。

そのためタイや中国など各国の警察とも情報共有しカンボジア警察はオンラインを利用したギャンブル詐欺だけではなく、様々な詐欺に関して捜査を続けているという。これには、地元メディアに報道された日本人グループも含まれているようだ。

被害者は中国人、タイ人、次は?騙すのは同胞である

SNS、特にフェイスブックで宣伝を真に受けたと思われる仕事のために騙されたカンボジアのいくつかの地域からの約500人のタイ国民の救助を監督した後、6日(木曜日)に警察署長:スラチャテ・ハクパーン・カストによって明らかにされた。

救出されたタイ国民のほとんどは、カンボジアのポーサット、ココン、シアヌークビル、ポイペト、そしてプノンペンなどである。またタイ人を騙して働かせていた組織には中国人も逮捕されている。オンラインギャンブル詐欺は、コロナ以前にも何度も大量に中国人がカンボジアで逮捕され、強制送還=追放されている。当然、カンボジア警察に中国公安当局が働きかけた成果である。またコロナ後は中国公安当局が怪しげな人物たちを監視し、カンボジアへの出国を禁止しているという。中には搭乗客の半数が怪しいと判断され出国禁止になった。中国のオンライ詐欺が逼塞してくると、今度はカンボジアの中国人も混じってタイ人向けオンライン詐欺を始めるため、電話口での騙し役にタイ人が利用された構図である。当然、こうした顔の見えない詐欺は巧妙に正規の職業や会社名を騙っており、発信地を秘匿するなどの手立てを取っている。

Youtubeには騙しの手口や海外からの詐欺である動画が多くアップ

先日もYoutubeに投稿されたニュースには、日本でPCがウイルスに感染されており、除去できるといって振込金をだまし取る新手の詐欺事件があった。テレビ局スタッフが被害者になりすまして電話すると外国人訛りの日本語で受け答えしたという。つまり日本人詐欺グループに雇われた日本語可能な留学生を使った詐欺である。いまや日本を含めてオンライン詐欺のグロバル化は常識である。

Khmer Timesは、そのような違法行為が行われている全国に散らばっていることを知った、という。2021年1月から12月にかけて、タイとカンボジアの警察、およびプノンペンのタイ大使館が共同で行った作戦で、約1,500人のタイ国民が救助されたのこと。だが、これで終わったわけではなく残りの約1000人にとも言われるタイ国民の救出に動いているいう。

これはタイ国民のだけの問題ではない。日本も含めて詐欺は同胞を騙すのである。

おすすめの記事