中国公安省の発表によると、オンライン詐欺に関与した容疑者5人が9月6日(金)にカンボジアから中国に送還された。この引き渡しは、国境を越えた犯罪と戦う両国の継続的な協力である。
同省の声明によると、容疑者らは昨年6月からカンボジアに滞在しており、その間に中国で100人以上をターゲットにしたオンライン勧誘キャンペーンを組織した。勧誘された人々は、通信詐欺などの詐欺行為から得た違法な利益の洗浄や送金を行う他の犯罪者を支援するために利用された。容疑者らはこれらの違法行為から利益を得ていたと報じられている。
容疑者らに関する捜査は2023年9月に上海警察によって開始され、高度な詐欺とマネーロンダリングのネットワークへの関与が明らかになった。容疑者の身元を確認すると、中国当局は国際警察協力チャネルを通じてカンボジアの法執行機関に連絡した。
今年6月、カンボジア当局は容疑者らを逮捕し、引き渡しに同意し、最終的に中国への移送に至った。
中国・公安省は、今回の事件は通信詐欺や関連犯罪を取り締まる中国の幅広い取り組みの一環であると強調した。中国警察は逃亡犯の追跡と海外に隠された違法資産の回収を継続するため、国際法執行と司法協力を強化すると述べている.
*上記の報道は中国・国営メディアの報道が元にKhmer Timesが報じているが、元記事の出所は明らかにされていない。
*なお、下掲のスバイリエン州バベット市のカジノ地区での「オンライン詐欺強制労働からの12人日本人救出事件」については、Khmer Timesをはじめカンボジア国内の主要英字紙はいっさい報じていない。従って日本国内メディアでの報道は、日本大使館を通じての報道と思われる。
掲載写真:Khmer Timesが掲載