インド人医師が「中国系カンボジア人詐欺集団」に約50万ドルの詐欺被害

インドのメディア:「グジャラーツマチャル」は、2024年7月にアフマダーバードの著名な医師が「綿密に計画された詐欺」に巻き込まれ、逮捕者が出たと報じている。

同メディアは、グジャラート州サイバー犯罪対策課が国際的な恐喝組織に関与した疑いでムンバイ在住の男を逮捕したと報じた。被告のチェタン・ガンパット・コクレは、アフマダーバードの著名な医師を狙った3億9900万ルピー(約47万ドル)の詐欺に関与したとして、ムンバイのコラバのギタナガル地区で逮捕された。

被害者の名前が明らかにされていないが、この医師は、2024年7月に綿密に計画された詐欺に巻き込まれた。犯罪組織は法執行官や企業の代表者を装い、捏造した物語を使って被害者に刑事事件に関与していると信じ込ませた。10日間の悲惨な日々の間、ギャング団は被害者を「デジタル逮捕」と彼らが呼ぶ、存在しない法的概念の下で監禁し、金銭をゆすった。

警察当局によると、コクレ容疑者はフェデックスの従業員になりすまし、自分の名前で予約されたとされる不審な荷物について医師に連絡したという。小包にはパスポート、クレジットカード、ノートパソコン、衣類、MDM(規制薬物)750グラムなどが入っていたとされる。

医師が小包との関連を否定すると、詐欺師は被害者のソーシャルメディアアカウントから収集した個人情報を武器にして、自分たちの主張に信憑性を与えた。

その後、被告人は被害者を、ムンバイ犯罪課の上級警察官「DCP アナンド・ラナ」と「ミリンド・バルマド」を装った人物に誘導した。

これらの偽の役人は、この件を捜査中であると主張し、被害者に対して刑事告訴が迫っていると偽って警告した。

逮捕された容疑者によると、この詐欺事件に関しては、カンボジアに拠点を置く中国系詐欺収集団が関与していると述べた。

つい先日、日本でも話題になった偽警察官を名乗ったり、偽警察手帳の画像をおくりつけ、事件に巻き込まれていると言って金銭を略取する手口に似ている。

掲載画像:グジャラーツマチャルの掲載より

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