プノンペン都裁判所は19日(土)、ルセイ・ケオ地区の学校寮で未成年の少女4人を強姦し性的虐待した疑いで、イスラム教高位聖職者の息子であるカマルティン・スハイミ(33歳)を起訴し、拘留した。
プノンペン都裁判所の副検察官兼報道官:プロン・ソファル氏は、スハイミ(33歳)は刑法第240条、第246条、第247条に基づき「加重情状(被害者の地位)を伴う強姦と加重情状を伴うわいせつ行為」の2件の罪で起訴されたと述べた。
有罪判決を受けた場合、被告人は懲役7年から15年、罰金400万リエル(約1000ドル)から1000万リエル(約2500ドル)が科せられる可能性がある。
カンボジア・イスラム宗教最高評議会議長の息子が強姦魔であった
内務省反人身売買・青少年局長ソク・サンボール少将は、カンボジア・イスラム宗教最高評議会議長ネアク・オクニャ・ソス・カムリ氏の息子であるスハイミ氏がイスラム宗教問題の責任者であると述べた。事件が起こったのは、ルセイ・ケオ地区のチャイン・チャムレスⅡコミューンにあるマドラサン・アン・ニマン・アル・イスラムヤン・アル・タナイヤにあるイスラム教女子学生寮であったと述べている。。容疑者は17日(木)、自身が勤務・管理していた学校の寮で未成年のチャム族の少女4人を強姦し、性的虐待を行った疑いで逮捕されたと発表した。
同氏は、警察の捜査によれば、スハイミ容疑者はマドラサン・アン・ニマン・アル・イスラミヤン・アル・サナイヤの寮で、13歳の少女1人、14歳の少女1人、15歳の少女2人に性的虐待を加えた疑いがあると述べた。
なお、被害者4人はプノンペンの国際NGOに送られ保護されていると述べた。
掲載写真:プノンペン警察の提供