アンコール遺跡公園への野生動物の再導入、観光客を魅了

環境省、アプサラ国家当局(ANA)、パートナー保護NGOが手掛けたアンコール遺跡公園の野生動物再導入プログラムが、野生動物を眼にする観光客たちを魅了しているという。

世界遺産:アンコール遺跡群を管理・保全組織:アプサラ当局(ANA)は、アンコール遺跡公園への野生生物の再導入を目的としたプロジェクトで森林局および野生生物同盟と協力して推進してきた。2013 年の開始以来、このプロジェクトは 10 種以上の希少種に相当する 40 匹以上の動物を公園に放すことに成功してきた。

ANA森林管理部副部長:チョウ・ラディナ氏は、アンコール遺跡公園への野生生物の解放は、その歴史的重要性を高めるだけでなく、自然の観光名所として魅力が添えられると強調した。訪問者は森の美しさを楽しみ、野生動物を直接観察できるようになったという。

ワイルドライフ・アライアンス(WA)は、ユネスコ世界遺産であるアンコール公園に野生動物を取り戻す「アンコールを取り戻す」プロジェクトでアプサラ機構(ANA)および森林局と協力してきました。

野生に戻すために放たれた野生動物には、アオテナガザル、オオサイチョウ、アオクジャク、ギンラングール、スベスベカワウソ、アカキョウ、ハクビシン、ヒョウネコなどが含まれます。

そのため、アンコール遺跡公園は古代遺跡群の見学だけなく、エコツーリズム サイトとしての魅力もある。

米国・ワシントン州野生生物保護管理部長:ニック・マークス氏は、公園内の野生生物の保護に向けた、自身のNGOとANA、森林管理局との良好な協力関係を称賛した。しかし同氏は、カンボジア当局に対し保護地域に罠を仕掛けた者に対して措置を講じるための法律を強化し、厳格に施行するよう求めた。

カンボジアの野生動物の減少は、違法罠のせいで、たった一人の男が森に何百もの罠を仕掛けているのです」と語っている。

世界自然保護基金(WWF)・カントリーディレクター:セン・チーク氏も最近、絶滅の危機に瀕している野生動物の安全を確保するために、罠やその他の狩猟用具を所持したり隠したりした者を処罰する強力な法的措置をとるよう求めている。

掲載写真:イメージ アンコール遺跡公園に放たれている手長ザル 画像:WWF提供、Phnom Penh Post掲載

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