ようやく「囚人の健康」への懸念に気づいたか?
Correctional Education Center 1

内務省の刑務所総局(GDP)局長夫妻が、「11月28日の市中感染事件」の最初の感染確認者で、その後家族全員の感染が確認され、さらに局長夫妻の娘にあたる人物が感染源として特定された。

本サイトでは、内務省や局長夫婦、家族の関連施設が直ちに閉鎖され関係者が検疫に入っているのに、同局長の管轄下にある刑務所の囚人が検疫に入らないのはなぜか?と疑問を呈してきた。ここに政府はようやくカンボジアの囚人の健康状態が確認されることを国民に保証した。

感染者:中将 Nuth Savnaが局長である内務省・刑務所総局(GDP)局GDP部門の報道官は、地元メディアに「刑務所施設内の状況を把握し、対応するために、国連常駐調整ポーリンTamesisと赤十字国際委員会(ICRC)など、他の機関と提携している。」「感染者:Chhem Savuth中将が刑務所を訪れた後、Prey Sar刑務官が強制検疫を完了した後に(囚人)の検査が行われる」と述べた。

保健省報道官によれば、「これまでのところ、私が持っている情報から、感染者に直接または間接的に接触した人は誰もいない。」と語っている。

三密そのものの刑務所、日本人も収監されている 健康状態への懸念

画像:カンボジアの刑務所 画像:国際赤十字の写真より

アムネスティ・インターナショナルヒューマン・ライツ・ウォッチカンボジア人権擁護連盟(リカド)は​​昨日、新型コロナ・ウイルス(COVID-19)検査を実施し、適切な衛生および社会的距離測定を実施することにより、囚人の健康を確保するための迅速な行動を取るよう政府に求めた。 

カンボジア人権擁護連盟(リカド)は声明の中で次のように述べています。「カンボジアの刑務所の極端な過密、適切な医療へのアクセスの欠如、安全な衛生を実践するための石鹸やきれいな水などの基本的な必需品を考えると、カンボジアで投獄されている約4万人が深刻なリスクにさらされています。 COVID-19を引き起こすウイルスに感染し、死に至る可能性があります。」

カンボジアの刑務所が3密そのものの劣悪な環境にあることは、周知の事実である。政府は直ちにクラスター感染の発生地を閉鎖し、「11月28日市中感染事件」関連と関係者の新型ウイルス検査を実施したが、事実上、刑務所の囚人たちは置き去り状態だった。遅かりし、感がある。

*参照記事があります。 下記の文①、②をクリックしてください。

 ① 保健省 「11月28日市中感染」 感染者第1号を特定

② 保健省 「11月3日の事件」と「11月28日の市中感染事件」のウイルス変異型が違う 刑務所の囚人は検査が行われていない。

おすすめの記事