地元メディアは「11月28日の市中感染事件」と名付け、
ー感染者増は「11月3日事件」を上回るー
地元メディアの多くは11月28日夜に「11月3日事件(フンセン首相の「名付け)」以来の国内感染で初となる政府高官の妻の新型コロナウイルスの感染の確認から今日までの新規感染者増をカンボジア初の「市中感染」と位置づけ、さらには「11月28日の市中感染事件」と名付けるようになった。
4日現在、新規感染者4人増、累計感染者数23人に
カンボジア政府・保健省は本日、「11月28日のコミュニティ事件」に関連する4つの市中感染症例を確認した、と発表した。これで同事件関連の累計感染者数は23人となった。
新規感染者4人の内1人は、2日(水曜日)に新型コロナ感染が確認されたカナディア・タワー内の中国銀行で働いている23歳の男性のいとこにあたるカンボジア人男性(35歳)である。同感染者は、プレアシアヌーク通りのディームコンピューターズの従業員である。さらに同感染者:カンボジア人男性(35歳)と妻32歳と息子3歳の感染も確認された。同感染者家族はプノンペンのChhbar Ampov地区にあるBorey Lim Chheang Hakに住んでいる。もう一人の新規感染者は、Street Preah SihanoukのPedroアクセサリー店で働くカンボジア人男性(22歳)で、買い物で店を訪れた既に感染者であった女性(21歳)と濃厚接触者である。明らかな市中感染の拡がりである。
無意識に感染するのが、新型コロナウイルスの怖さ ー急きょオリンピックスタジアムに検疫所を設けたー
職場内、家族内感染なら「仕方がない」と運命的なものを感じるが、無意識に感染するのが新型コロナウイルスの市中感染の怖さである。新たにクラスター感染の発生場所がプノンペン市内で6ヵ所目となった。そのため、急きょノンペン知事Khuong Sreng氏と、保健省国務長官のYouk Sambath氏は、オリンピック・スタジアムを視察し、新型コロナウイルスの検疫場を設けた。
*掲載画像:イメージ 画像:Khmertimesより