ラタナキリ州政府は、同州でのCovid-19感染の最初の2症例の確認を発表した。
この発表によって、<2月20日市中感染事件>は遂にカンボジア全土の州に達したことになる。
思えば、2月8日夜の中国人男女の隔離ホテル脱走が全ての始まりで、その後中国人コミュニテーに拡がり、彼らの夜遊び場を通じて地域社会の住民に感染が拡がった。そのことは、プノンペン以外にもシハヌークビルや国境のカジノ地帯への飛び火やプノンペン都、タクマウ市の工場労働者がほぼすべて華人資本経営であることから明らかである。さらに検疫センタの薬物使用や各所から規制破りの脱走事件のほとんどはカンボジア人を雇った中国人が外国人としては圧倒的多数であった。本国で横行したとは思えぬほど彼らの違法行為はカンボジアならでは横行したことは事実である。3月の半ばになるや、地域の住民感染の蔓延となり、プノンペン都やシハヌークビルのロックダウン、各州での封鎖が相次いでいる。酒類に販売禁止は、カンボジア人に苦痛をしいることになっているが果たして外国人はどうか、闇仕入れや闇パーティーの噂が絶えない。近所の仲間と飲んだ、といったカンボジア人のささやかなものは摘発されていいるが、これ見よがしにカンボジアをあざ笑うかの如くの高級車での規制破り、その主導者は圧倒的に中国人から彼らとつるんだカンボジアの高官や若い中国人やベトナム人女性であったことも明確な事実である。保健省が、突如、国籍別州別感染者情報を発表しなくなったのは、誰でも上記のような事情があったのではないかと、勘繰りたくなる。
なおラタナキリ州で感染が確認された2人の男性は、運送会社の労働者であった。2人が同州を旅したのか、州で働いていたのかは不明です。